年収と幸福度は比例するのか

私は昔、敬虔なクリスチャンの老婦人に「お金を稼ぎたいと思うのはいけない事ですか?」と聞いたことがあります。

彼女の答えは意外にも「いいんです!むさぼるように稼ぎなさい!必要な分だけを取って、後は寄付すればいいのです!」とアドバイスされ、自分は強欲者なのではないかと思う気持ちが、一瞬で吹き飛んだ事がありました、ここでのポイントは「必要な分だけ」です、欲張ると幸せが逃げていきます。

平均年収320万円の沖縄はワースト1位であっても、県民の幸福度日本一位なんですね、収入が高いと幸福度も高いと思われがちだが、ヒューマンドラマのようなこの結果には納得はできます。

都道府県の幸福度ランキングの調査を行った機関がありましたが、1位沖縄、2位鹿児島、3位熊本だったようです。

沖縄の平均年収は日本全国で最下位、失業率も最下位となっているようです、これから考えると年収と幸福度は比例しないということになりますね。

南国の可愛い女性

昔、住んでいたマンションの下の階で毎日の昼間、掛け声に伴い大きな音楽が聞こえていました、家で仕事をしていた私は、気が散って仕事に集中できないので、静かにしてほしいとお願いに行きましたところ、怪訝な様子もなく快く承知をしてくれました、とても明るい若い女性で、悪びれた様子もなく不信感も飛びました、数日後、彼女はお土産を持って遊びに来ました、お土産は出身地、沖縄のお菓子。

若い女性は相手の様子を見ながら、遠慮がちだったり、不安気な気持ちが表れたりしがちですが、彼女にはそれが全くなく、以前から知り合いのように接してくれました、東京の一人暮らしで寂しいと言っていましたが、そのような雰囲気は感じられず、こちらが元気をもらいました。

そこでは動物を飼うことが出来なかったので、私は熱帯魚を飼っていたのですが、それを見た彼女は「こんなの家の前の海にいっぱい泳いでるよ!近かったら取ってきてあげられるのにね!」と言ったのです、同じ日本なのに随分と違って面白い!

彼女はしばらくして恋人が出来、子供も生まれました、旦那様の帰りが遅いと玄関先で「おっせーんだよ!!」と大きな声が聞こえました、屈託のない子でしたから明るい家庭を築いているでしょう。

「なんくるないさー」は幸せになる魔法の言葉

「なんくるナイサー」という言葉を最近よく耳にします、沖縄の方言で「なんとかなるさ」という意味ですね、楽観的で何事もポジティブに考えることが出来る人ほど幸せを感じるそうです、悲観的でネガティブな人は幸せを感じにくいそうですから、「何でも何とかなる!」と楽観的になることですね。

世界の南の島では沖縄と同じような楽観的な精神は共通してあるようです、理由は命に係わる危険が少ない、食物が豊富、魚介類にも恵まれていて飢える不安もない、年中温かいから服装もラフ、凍死の危険もないなど、鬱になるほど必死に働いて稼ぐ必要もないという事なんですね。

「人間の不幸は他人と比べるから不幸になる」とヒドラーが書いてます、都会では千差万別、多種多様、十人十色、個性が大事となりますが比べることなく、幸せを感じるように生きたいですね。