医療用大麻産業がアジア地域に広がる傾向にあるが日本ではまだ難しい
アジア各国で医療用大麻解禁の動きがあります、私は医療用大麻を吸ったパーキンソン病の人が、それまで虚ろだったはずの表情がしっかりとした表情に変わり、パーキンソン病を患っている人とは思えないくらい元気な様子になるのを何かのビデオで見ました、私はそれを見て身体が震えました、なぜなら私の実の兄がパーキンソン病を患っており、そのことが今までの私の人生で一番辛いことだからです。
医療用大麻で長い苦しみから抜け出せるのではないかと、その時、希望が持てたと思いました、しかしながら、中々、そうもいかない話で、パーキンソン病に本当に効果があるのか、立証されているのかもわかりません。
昔は日本で栽培は盛んだった
日本でも大昔から大麻は医療用として広く使用されていました、医療だけでなく食用、繊維まで無駄なく、様々に重宝して大麻栽培は盛んだったようでしたが、第二次世界大戦での敗戦によりアメリカによって大麻使用が法律で禁止されました、それには合成繊維を日本に買わせたい意向もあったようですが、その大麻取締法によって、花穂、葉、根に属するのは全てが違法ですが、茎と種子は合法のようです、しかし、日本で栽培許可を取るのはとても困難なようです。
ハイテンションになる成分はテトラヒドロカンナビノール(THC)ですが、カンナビジオール(CBD)は精神作用はなく違法でもありません、最近では日本でもCBDを含んだお菓子、飲料、化粧品、ペット用のお店もあり、ネットでも買えます、「CBD」と表されるものをよく見かけるようになりましたね、これは違法ではありません。
2016年、フィリピンで医療用大麻は解禁になっています、韓国も医療用マリファナは東アジア初の合法化となっています、シンガポール、インドも解禁を模索しているようです。
タイでは2018年11月、国会で医療、研究を目的とした大麻の製造、輸出入、臨床試験等の麻薬取締法が承認されています、これは医療だけの面だけでなく経済効果も見据えているようです、タイでは昔から大麻を使用する伝統医療がありますから日本ほど抵抗はないのかもしれませんが、当たり前ですが、あくまでも嗜好品としての大量所持は実刑のようですね。
睡眠不足を助けてくれるのか
大麻の成分であるカンナビノイドは睡眠促進の作用があるようです、脳内の血流が良くなるという結果も出ているようです、睡眠不足からくる脳神経疾患、アルツハイマー病、認知症の改善にも効果があると判明しているようです、睡眠が不足している日本人にはありがたいですね。
このカンナビノイドは年齢がいくほど減少していくようです、日本ではこの先65歳以上の5人に一人が認知症になるのではと言われています、脳内の血流が良くなって、害がないのなら大歓迎というところです、嗜好品として麻薬成分のある大麻では、逆に認知症、精神障害、依存症となりますし、違法で犯罪となります。
カンナビノイドは人間自ら体内で作り出すことが出来ないので、植物から摂取するしかないのです。
闇で扱われず公に流通させれば、犯罪は減り、課税すれば公的に収入になるということで、多くの国では合法化しようとしています。
日本では大麻栽培の許可がほとんどないのに等しく、医療用として研究する術がないので、合法化は今のところ動かないかもしれませんが、WHOも大麻の統制基準なるものを定めれば、合法への動きは加速するようです、いずれ日本でも医療用大麻は解禁される方向へと注目が集まると思いますが、それにしても世界に先駆けて進むことはないですね。